シニアのための、定年後セカンドライフ起業のコンサルタント
『好きなことを、稼げることに変える専門家』

しるべオフィス

しるべブログ

しるべブログ vol.64
 【最新の情報の有り難さ】

人は、

新しくなにかを始める時や、

新しい知識やスキルを得ようとするとき、

それに関する情報をたくさん集めようとします。

 

当たり前のことですよね。

 

ところが、

それを続けるとなると、

とたんに苦手意識が出てきます。



私が28年前に音楽の会社を作ったとき、

アマチュア・オーケストラのコンサート録音の仕事を

主軸にして始めました。

 

ですので、

最初は随分情報を集めました。

 

幸い私自身が、

アマチュア・オーケストラの団員だったこともあり、

仲間も多くいて、

その人たちからの意見もたくさん聞きました。

 

他の団体の録音事情も、

たくさん集めました。

 

その上で、

正式に起業したのです。

 

その結果、

最初はある程度の仕事を頂けていました。

 

自分としては、

良い音を作っている自信もありましたし、

なにより、作業料金が安い。

 

その上、他社がやっていないサービスもやっている。

 

口コミでどんどん広がるはずだ、

と思っていたのです。



しかしその後、

一向に仕事の数が増えません。

 

長いあいだ悩むことになりました。

 

諦めようかな、

と思う日もたくさんありました。

 

生活にも困るような事もありました

 

なるべくお腹が減らないように、

仕事のない日はなるべく寝ている、

というような、

笑えない日もありました。

 

何年もそんな日々を過ごしたあと、

あるキッカケで、

本気になってビジネスを学び始めました。

 

そこで、

改めて情報を集めることの重要さに気付きました。



起業当初の頃に戻って

いろいろな情報を集めたところ、

すでに私の会社は

「安くない」し、

他でやっていない「サービス」は古くなっているし・・・。

 

これでは、仕事は来ないなぁ、

という状態にあることに気がつきました。

 

そして、なによりも大事なことに気がつきました。



ひとり型でビジネスをやる場合、

「安さ」を売り物にすることは、

まったく馬鹿げている、

ということです。

 

そんなビジネススタイルは、

資本力のある会社には、

絶対に勝てるわけがない。

 

ひとり型でやる場合には、

それ以上の「付加価値」を付けて、

それに見合うような価格を設定しなければ、

自分の生活も守れない、

ということです。



そのことが、

現在私が小さな組織のためのコンサルタントをやる上で、

大きく役に立っています。

 

常に最新の情報を得ることは

面倒なとこでもあります。

 

またやらなくても、

すぐに失敗してしまうことでもないので、

ついつい甘えてしまいがちです。

 

しかし気がついたときには、

大きな勘違いに発展しているものです。

 

そうなる前に、

日々アンテナを敏感にしていたいものですね。

上部へスクロール