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しるべブログ vol.58
【もうだめだ! と思ったとき】

以前こんなことがありました。

ある予定を立てていました。

そのためには、

東京から関西に移動しておかなければならない用事です。

そこで、普通に予定を立て、

相手先とも十分な前打合せを済ませておきました。

ところが、後で判明したことがあり、

私がひとつの予定をすっかり忘れていたことに気がつきました。

そして、問題の予定までに関西に移動することが

不可能だとわかったのです!

「どうしよう・・!」と頭がまっ白になりました。

気持ちは焦るばかり・・・。

必死で考えましたが、

予定の相手先に謝って、

日程を変更してもらおうと思いました。

しかし、相手もその時間しか空いていない、

と言っていたのを思い出し、

さらに暗闇にハマッていきました。

この事件については、

なんとか前日の予定をやりくりして、

前日の夜遅くに関西へ移動、

ゆっくりと次の日に予定をこなすことが出来ました。

つまらない例のように思うかもしれません。

そんな解決法なんて、すぐに思いつくよね。

と。

しかし、意に反して

人間は時々ハマッてしまいます。

人間の頭にとって、

問題の解決法には

6段階の考えが訪れます。

それはこうです。

i(issue) → 何について

w(what) → 何が起きた?

w(why) → どうしてそんなことになったの?!

h(how) → どうやって解決しようか・・?

e(example) → 解決に結びつきそうな、過去の事例や、他人の話、本で読んだことなどを思い出そうとする

s(solution → 解決策を見つける

このなかで、3番目の「why」から「how」に移るところで、大きな壁が存在します。

「どうしてこんなことになったの?!」と思うと、

人間は、「自分のせいだ!」とか

「相手があんな無理な要求さえしなければ!」

「運が悪かった」

「大きな失点になる!」

 ・・・

などと、なにかのせいにします。

ここで堂々巡りがはじまります。

焦るばかりの瞬間です。

これは脳の当たり前の役目なのです。

脳は人間を悪いことから守るのが役目です。

だから、自分をなぐさめ、

なにか(ときには自分以外もの)のせいにしようとします。

そして、自分を守ります。

「自分のせいだ」と考えるのも、

自分は能力がない、

と思えば、自分を哀れむことが出来ます。

ときには他人からなぐさめてもらえます。

そして脳は、

いろいろな「言い訳」を探しまくります。

だから、ここで冷静になって、

「hwo」に移らなければなりません。

焦っていると、

これがなかなか難しい。

そんなときには、

一度冷静になって、

「how」の壁を乗り越えようとする気持ちが大切です。

ときに難しいことですが、

ぜひ試して見てください。

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