しるべブログ
しるべブログ vol.51
【本当のプライド】
《コンサート録音の仕事を伸ばすために》
昔、コンサート録音の仕事を発展させようとしていました。
そのとき考えていたことはこうです。
良い録音をすれば、お客様が満足し、
お客様が口コミで広めてくれる。
お客様に良い感じで接していれば、
良い印象を持ってもらえ、
噂が広がって仕事が入ってくる。
要は自分の提供する仕事の質を高めることばかりに
目がいっていたのです。
たしかにそれは大事な基本ですから、
忘れてはいけません。
でも、
その頃はまったく業績が伸びませんでした。
《口コミはそんなに甘くない》
後でわかったことですが、
人は、自分のことを宣伝してくれるような
暇人ではないということです。
Youtubeなどで、自分の好きな動画を友だちに言いまくったり、
美味しいスイーツを友だちに言いまくるのとは
基本的に違うのです。
積極的に業者を紹介するということは、
その人に大きな得をもたらさないからです。
ですので、自分がこんなビジネスをやっているよとか、
こんな実績がありますよ、
というのは、自分からどんどん発信していかないと
他人には伝わらないというのが、
結論です。
《小さなプライド》
じゃぁ、どうしてそれをやっていなかったかというと、
直接人に宣伝する気にならなかったからです。
知らないお客さんに強引に宣伝メールを送って
迷惑ではないだろうか。
なにか苦情が来たら恥ずかしい。
断られたらみっともない。
こんな小さなプライドにとらわれていたのです。
でも本当のプライドはそんなところに持つべきではありません。
本当のプライドを持つべきなのだと気付きました。
本当のプライドとはなんでしょうか。
それは自分が成功すること自体にプライドを持つということです。
そのためにやらなければならないことに、
躊躇するようなプライドは「小さなプライド」なのです。
そんなものに左右されて、
本当のプライドをわすれてはいけません。
それに気付いたあと、
2000通以上の宣伝メールを送りまくりました。
すぐに直接の成果は出ませんでしたが、
その後の大きな契約に結びついています。
本当の目的や真のプライド。
忘れてはいけないことですね。