《性格の問題だから》

良く聞かれる会話です。

「私はこういう性格だから・・・」

「これは性格の問題だから」

どちらも

自分にはどうしようもないので、

あきらめてください、

というニュアンスがあります。

《今では信じてもらえない事実》

私自身は、３０才くらいまでは、

とても内向的な人間でした。

自分から相手に話しかけることが

大の苦手。

話題を提供することなんて

絶対に出来ない性格でした。

それが、３０才を超えてから

徐々に変わっていきました。

というより、変えざるを得ない環境におかれてしまったのです。

《私の変化のきっかけ》

仕事上のことなのですが、

他人にプレゼンをすることが

日常になってしまったのです。

困った私は、

本を読んだり、

先輩に聞いたりしました。

その結果、一番大事なのは、

とにかく自分自信の事を話す、

ということでした。

一般論や理屈や偉そうなことを話すのではなく、

自分に起きたことや

自分が実際に体験したことだけを話す

ということでした。

それならば話せるかもしれない、

というのが私の第一歩でした。

それまで雑談のひとつも出来ない性格だったのですが、

とにかく自分の経験だけをしゃべるようになったのです。

このころはまだ、一方通行の会話しか出来ませんでしたけどね^^

双方向の会話が少しでも出来るようになったのは、

６０才を超えて、

コーチングを学んでからのことになります。

《性格・人格・気質》

なにが言いたいかと言うと、

性格は変えられるものだ

ということです。

心理学では、

「性格」「人格」「気質」というものがあるそうです。

このなかで、

「気質」というのは、

人間が生まれ持ったもので、

変える事の出来ない傾向のことを言うそうです。

生まれながらの「気質」、

というヤツですね。

それに対して

「性格」というのは、

人間が生活し、

育っていくに従って経験する

様々なことによって、

徐々に身につくものだそうです。

ですから、

生きていく上で、

経験が変わると

「性格」も変化するそうです。

逆に言うと

経験を変えると、

性格は変えることが出来るということです。

最後の、

人格というのは、

もっと広い意味での

その人そのものの有りようみたいなものです。

その人が置かれている環境によって

いくらでも変化するもの、

そういう意味だそうです。

ですから、

自分がやりたい、

なってみたいのに対して

どうしても「性格上」出来ないんだよなぁ・・。

と考えている人は、

ちょっと考えてみてください。

気質は変えられないかもしれませんが、

性格と人格は変えられるのです。

勇気のいることかもしれませんが、

出来たときには、

それまでの自分には

思いもよらなかった世界が広がっているはずです。

あきらめるのは早いですよ。

ぜひ積極的に

これらの３つを作りにいってください。