しるべブログ
しるべブログ vol.63
【脳の錯覚】
《2種類の人》
世の中には2種類の人がいるように思います。
「自分はなにをやっても大きなことは出来ないに決まっている」
と思う人と、
「自分はやればなんでも出来る」
と思っている人です。
そして、後者の人達は
大抵まわりからこう言われています。
「あんな大言を吐くなんて、(関西で言う)阿呆だ」と。
ところがそういう人こそ、
本当に成功させてしまったりすることが多いものです。
《無理矢理思い込むのか?》
では、無理矢理「出来る!」と思い込んだら、
出来るようになるのか・・・?
私はそうは思いません。
無理矢理思い込んだことは、
しょせん「無理矢理」だからです。
《脳のソフト》
こんなことを言う脳科学者の方がいます。
「出来ない」と思っている人の脳には、
「しょせん出来ないソフト」がインストールされている。
「出来る」と思っている人の脳には
「出来るに違いないソフト」がインストールされている。
じゃぁ、そのソフトをインストールし直せばどうだろう・・・。
これは簡単にはできない感じですよね。
《脳をだます》
そこで、もう一つの方法があります。
人間の脳は、「全力で現状維持しようとする」
という働きがあります。
「良い」方向にも「悪い」方向にも
現状維持しようとします。
この「現状維持」という性質を上手く利用することです。
自分の脳に、今より上の状態が
「現状なのだ」と錯覚させることです。
理想の状態を常に想像したり、
理想の状態の写真や言葉を目の前に貼っておく、
ということが、良く本に書いてあったりします。
そういうことも、この方法の一環です。
《必要な行動》
ただし、一日で脳をだませるわけはありません。
ところが、毎日毎日それを眺めていると、
徐々に脳がこう思い始めます。
「今の状態は不自然だ、
本来の『現状』は今より上の(写真や想像上の)状態なのだ」
と。
おそらく、何ヶ月もかかります。
しかし、こんな状態になると、
もう「脳」は邪魔をしません。
それどころか、
現状(脳が勘違いしている、上の状態)に戻そうとして、
脳は勝手に方法を考え始めます。
思い込みの努力をする必要もありません。
これで良い方向になっていった人が
数限りなくいます!
ダメ元でもやってみる価値はあるかと思いませんか・・・。