しるべブログ
しるべブログ vol.61
【信用貯金は、人間関係と信頼感】
《最初は普通のお客様でした》
私の録音のクライアントのひとりで、
今もたくさんの仕事を
ご一緒出来ている方がいます。
その方とは、
コンサート録音を頼まれたことから
お付き合いが始まりました。
録音の打合せを何回かするうちに、
偶然お互いの趣味の話になりました。
ある共通の趣味を発見し、
それがかなりレアなものであったため、
仕事そっちのけで盛り上がりました。
それからも録音の仕事は
継続していただけているのですが、
その度に、件の趣味の話になります。
メール1本書くにも、
必ず「P.S.」で趣味の話が付け加わります。
《新たな展開が》
そうこうしているうちに、
その方から
まったく別のお仕事を頂きました。
録音とはまったく関係ない仕事でした。
思わぬオファーだったので
お願いされたこと自体が、
とても嬉しかったことを覚えています。
実は私には、
その仕事に関する知識が少なかったので、
にわかに勉強したことも覚えています。
仕事を受けてしまえば、
その後の頑張りでなんとかなるものだなぁ、
とも思いました。
《実は・・・》
後に、どうして私に依頼しようと思ったのかを尋ねました。
当然、趣味の話で盛り上がったこともあると予想していました。
もちろんその理由も話してくれましたが、
もうひとつ伝えてくれたことがあります。
それは、普段の録音の仕事における
私の仕事ぶりに、
信頼を置いていたからだそうです。
仕事を発展させるために、
人間関係を作る必要性は
折々にきくことがあります。
しかし、それに甘んじて、
本来の仕事に油断が出てしまう人を
良く見かけます。
人間関係を良好に作っておくことは、
大切な条件です。
そこに、信頼性が加わったときに、
思わぬ展開にも発展するものです。
ちなみに、その方とは今も
良好に仕事を続けています。