しるべブログ
しるべブログ vol.54
【一生勉強】
《コーチングで習ったもの》
現在私は、プロとしてコーチングとコンサルタントをやっています。
コーチングに関しては、あるコーチングスクールに約1年通いました。
特にそのスクールは、実地を重要視していましたので、
毎日何度も、生徒同士だったり、先生を相手にして、
実地訓練を積みます。
ですから、
やっとそこを卒業したときには、
これでどんなクライアントが来ても大丈夫だ!
と思っていました。
《最初のつまずき》
さて、最初のクライアントと契約が出来て、
いざコーチングに入ろうとすると、
最初からつまずきました。
今まで経験したことのない言葉が
クライアントから出てきたのです。
とまどう、
というより、頭が真っ白になりました。
そぁ、なんて答えようか・・・。
次はどんな質問をしようか・・・。
そうなると、これまで習ったことはすべて頭から飛んでしまいます。
仕方が無いので、
いままでの自分の人生の知識のなかから
質問をひねり出すことになります。
なにを話したかも覚えてい状態でした。
なんとか最初のクライアントとのセッションは
無事に終えることが出来ました。
しかし、その後もいつも同じことが起こります。
《継続学習の意味》
そこで、スクールを卒業してからも、
毎月のように、継続ワンポイントレッスンに通うようにしました。
まだまだ勉強が足りないと感じたからです。
後になって判ったことですが、
コーチングに明確なシナリオはありません。
そのときそのときのクライアントの言葉のなかで、
自分のなかに自然に生まれた疑問や興味を、
人間とし素直にて問いかけていくだけで良い。
そこに方向性を付けるのが、
スクールでのトレーニングであるということです。
そのための、
基礎技術を教えてくれるのが
スクールなのです。
だから日々コーチングで起こることは、
人間に対する「勉強」なんですね。
《コンサルタントでも同じ》
これは、コンサルタントについても同じです。
もちろんコンサルタントの場合は、
マーケティングや購買心理、経営基礎、経済学のことは
ちゃんと学ぶことは必要です。
こちらもある先生について、
基礎を教えてもらいました。
しかし、それをそのままクライアントにあてはめようとすると、
どうも上手くいきません。
なぜなら、クラインアトは人間ですし、
人間はだれひとりとして
まったく同じ考えを持っている人はいないからです。
ですから、
毎日毎日が勉強なのです。
大事なことは、
相手にたいする十分な興味と傾聴、
そして、疑問があったら迷わず相手に投げること。
そのための基礎的な技術を身につけるのが、
基礎勉強なのです。
《人間は面白い》
だから基本は人間研究だと思います。
死ぬまで勉強(研究)の連続です。
実に楽しい作業です!