【セカンドキャリアのために】

60才を過ぎて、

ビジネスをもう一度学び直そうと考えました。

自分のセカンドキャリアのためでした。

いろいろな本を読んだり、

いろいろなセミナーに出たり、

いろんな人の話を聞きまくったりしました。

どれも同じようなことを言っているな、

と思えたり、

なかにはまったく反対のことを勧めているな、

と思ったり、

いろいろな知識が雑多に入ってきました。

様々な意見を取り入れて、

早く自分流を作らなければいけない、

と思っていたのも事実です。

しかし、そんな雑多なインプットに頭があふれて、

どれも行動に結びつきませんでした。

迷っている状態なので、

考えている間に時間が経ってしまうのです。

時間が経つと、

モチベーションはあっという間に

しぼんでしまいます。

【知識メタボからの脱却】

そんなとき、

現在私が大事にしているアイデアと出会いました。

信じることの出来そうな知識と出会ったら、

いちど他の勉強を止めて、

実行してみる、というものです。

その上で、

これは違うな、と思ったら、

別の勉強を始めてみる、

という順番です。

もちろんそのアイデアは腹落ちした場合は、

その続きの勉強をスピード感を持って進めるのです。

その結果、

行動が早くなったような気がします。

大事なことは、

吸収したことを

まずはそのままやってみる、

です。

ある期間はそんな風に考えてみる必要が

あるのではないでしょうか。

自分流はそのあとでも十分間に合います。

【武道の教え】

武道のその教えのなかに、

「守破離」というものがあります。

最初は教えられた型を徹底的に「守」り、

次に「破」り

最後に師匠から「離」れていく、

という教えです。

でも、この流れは短期間に起こすのではなく、

「守」の期間がずっと長く、

随分経ったときにはじめて

「破」を試してみる、

という意味だそうです。

なので、

ある期間は

徹底的に

「守」「守」「守」・・・・

ですね。