しるべブログ
しるべブログ43
【問題は細分化しよう】
《おおきなスランプ》
むかし、
大きなスランプに陥っていた時がありました。
3つくらいの連続して行うべき作業について、
3つ全てにそれぞれの不具合を感じたのです。
全てを修正する面倒さや、
目の前に正常なものがひとつも見えないことに、
絶望に近いものを感じ、
数日間なにもやる気が起きませんでした。
このままではいけない、
なにかひとつでも手を付けなければと思うのですが、
だらだらとなにもしない日々が続いていました。
《相談した結果》
思いあまって、
その時私のビジネスを指導してくれていた先生に、
正直に相談しました。
全ての作業が進みません。
なにもやる気が起きません、と。
すると先生は、
問題をひとつひとつじっくりと解析して
整理してくれました。
しかし、
問題が次々に明らかになればなるほど、
さらに暗く思い気持ちになっていきます。
次々と多数の改善点が明らかになるからです。
いったいどんな順番で修正していけば効率的なのか、
焦るばかりでした。
《ひとつに絞る》
そんなときに先生が、
どれかひとつパーツだけを選ぶように
と言ってくれました。
そして、
そのパーツだけを直すことだけに専念すること。
その間、他のパーツの問題のことは、
すっかり忘れること。
それが出来たら、
次のパーツの修正に移るのではなく
他の部分には手を付けずに、
一度全体を実行してみる。
それで前より少しでも良くなったとすれば、
その修正は正解とする。
変わらなければ、
修正のやり方が間違っていたのだから、
もう一度その問題に取り組む。
そのパーツの修正が済んだら、
やっと次のパーツにとりかかる。
決して2箇所以上のパーツを
同時に修正してはいけない。
そうしないと、
ますます深みにはまってしまう、と。
修正はひとつのパートのみにとりかかる。
その間ほかの部分のことは忘れてみる。
それでやっと、作業を進める勇気が出てきました。
やっと心の霧が晴れて、
まずひとつのパートの修正にとりかかれたのです。
最後には全てのパートの修正が終わったのですが、
あのまま途方に暮れていたら
さらに何日も無駄な日々を送っただろうと思います。
《細分化の利点》
問題が起こったら、
その問題をできるだけ細分化してみる。
そして細分化されたそれぞれの部分を順番に直してみる。
ひとつのパーツに手を付けている間は他のパーツのことは考えない。
まっただ中にいる自分には余裕がありませんから、
なかなかそんな気になれないものです。
問題にぶつかったら、
冷静にできるだけ問題を細分化し、
ひとつづつかたづけていくことをお勧めします。
時間がかかるように思ってしまいますが、
それが一番早道なのでね。